日本の漆喰は湿度の調整はしない!その効果は適材適所でOK
漆喰は、昔からある日本の代表格の仕上げ材です。日本の伝統文化だし、西伊豆にある美術館も有名です。
人にも環境にもやさしいイメージがある漆喰、仕上げもフラットで良い感じ、左官屋さんの腕の見せ所です!
しかも漆喰は「強アルカリ」カビが生えずらい材料です。しかし調湿性能はさほどありません・・・
なので、雨に強い!外壁にも昔は使われていました。
日本の漆喰は湿度を通さない!
良心的なメーカーは、漆喰の「調湿性能」をそれほど強調しないようです。
漆喰が蔵で使われていたのには逆の利用があるのです。調湿能力が無い言う事は、梅雨の季節には内部に湿気を持ち込みません。逆に乾燥していても影響は無いわけです。
つまり建物内の一定の条件を守り続ける材料と言うことです。
昔の家は隙間風でスカスカでしたが、逆に蔵の中は密閉度を保って、蔵の中を守っていたわけです。先人の知恵はすごいですね!
さて、成分の話に戻ります。私もあるメーカーの漆喰系材料の調湿性能を確認したら、40g/㎡しかありませんでした。
調湿すると公言してよい性能はJIS規格で決められていて最低基準が70g/㎡以上似なります。
日本の漆喰はカビにくいが調湿はしないということです。いつも時代、時代で適材適所があるという事ですね!