新築一戸建てを成功させる秘訣・ その5(坪単価編)

家づくりの大事な話

これから新築一戸建てをお考えですか?

 

家造りの中には坪単価という言葉があります

坪単価とは何なのかご存知ですか?

 

坪単価 = 家造りにかかる費用÷家の面積(1坪は約3.3㎡)です。

 

しかしながらこの坪単価にはカラクリがあります。

 

坪単価を安く見せるには家造りの「費用」を安く設定して、

「面積」を大きくすれば良いわけです。

 

具体的にどういう事なのか?

 

家の費用=本体工事費のみとします(外回りの設備などは別です)

家の面積=施工床面積とします。

 

施工床面積とは建築基準法令上には規定のない面積です。

ですから実は業者によって考え方はバラバラ、実は統一されていません。

 

これでは会社毎に坪単価が・・・

 

 同じ家でも坪単価は違う!?

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同じ家でも坪単価が違う?

 

まか不思議な話かもしれませんが、

記事を読んでいただければ納得いただけると思います。

 

通常、施工床面積は延べ床面積より大きくなるように設定してあります。

 

法令上の延べ床面積が30坪なのですが、

施工床面積(業者が任意に設定した面積)が33坪とされている家があったとします。

 

本体価格は1500万円

 

となると、坪単価は1500÷33坪=約45.5万円

これが業者のいう坪単価ということになるわけです。

 

延べ床面積=施工床面積としている業者もあります、

そのような業者は延べ床面積30坪で計算しますから

同じ家が坪50万円と言われます。

 

また、大工さんや工務店では

「家の費用」=「家にかかった費用」=「本体+付帯+別途」

と考えているケースもあります。

 

本体価格1500万円+諸費用以外で400万円=合計1900万円だとしたら、

1900÷30坪=約63.3万円 となります。

 

基準にならない坪単価・・・

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税別、税込でも大きく変わりますね。

 

各工事業者さんによってカラクリがあると言うことです。

どこからどこまで金額に入っていることが解らなければ比較はできないということです。

 

このように坪単価はたとえ同じ家だとしても、

工事業者やメーカーのの考え方で表示金額は簡単に変わります。

 

それでもあなたは坪単価で家を比較しますか?

 

坪単価 × 希望の面積 を計算して家作りの計画を立てることは

失敗する典型的パターンであることを理解してください。

 

成功させる為に!他の記事も良かったら参考にしてください。

 

新築一戸建てを成功させる秘訣・ その1(工務店orハウスメーカー)

新築一戸建てを成功させる秘訣・ その2(化学物質編)

新築一戸建てを成功させる秘訣・ その3(シックハウス対策編)

新築一戸建てを成功させる秘訣・ その4(営業マン編)

 

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