新築、一戸建て、安くて良い家は建ちません!

家づくりの大事な話

最近、格安工事価格の家が目立ちます。通常で考えれば同じ仕様、同じ構造工法ならば工事価格は大体同じになります。

しかしながら安くなる!何故なのか!?どこかで何かが!?

たとえば通常3週間かかる大工工事を2週間で終わらせる、下地の「桟木を入れなければいけない所」を入れない等、材料と手間を見えないところで省いていると考えられます。手抜き工事です。

 もしかしたら、こんなカラクリもあるかもしれません・・・

まずは坪単価25万円の建築費ということでお客さんを集客します。オプションの追加攻撃で最終的には坪単価35万円から40万円ぐらいまで建築費が上がる場合もあります。

坪単価25万円の建築費には、付帯設備機器など何も付いてなく追加で40万以上になる・・・このパターンに陥った場合、早々に撤退してください!

 大きな会社は経費がかさんでいます

あなたがハウスメーカーや建築業者に支払う住宅建築費には社長、部長、課長、役員、営業マン、事務員、そして莫大なテレビ、チラシ、モデルハウス等の広告費が含まれています。

これらの費用は全部あなたが支払う建築費の中に入っています。

 555万円で良い家は建たない!

最近盛んに住宅会社がPRしている総額555万円などの低価格の家。「いい家が低価格でできる」というのは単なる営業トーク、はっきり言って価格に見合った家しか建てることができません。

低価格の住宅会社に建築を依頼すれば安くていい家が安く建つと思っていませんか?

 何度も言いますが安くて良い家は建ちません!

実際に低価格の住宅会社が行っている事は極端に資材を省略、外注手間賃を安くし自社の利益だけはしっかり確保します。

当然ですよね、たくさんの社員を抱えているわけですから

 その結果どうなるのか!?

家造りの基本である各専門業者(大工、左官、屋根工事等)は負担が増えます。少ない予算で仕事を受ける訳ですから、赤字にならないよう早く終わらせる努力をします。日曜、祭日も現場が動いている訳はこういうところにもある訳です・・・

早く簡単に完成させることを優先することになります。

 ただ安ければ何でもいいという方は別ですが

いい家を建てたいと考えている方は価格だけにとらわれず注意することが必要という事です。安くて良い家は存在しないという事を認識してください!

逆に高い買い物になる可能性すらあります。安物買いの銭失い、と昔から言いますよね。建築費用・価格の安いだけの家は性能も低い家になるということです。

とても大事な事は限られた予算の中で、どれだけ高品質で家族が幸せになる家を造るかです。安いだけにはリスクが必要ということです!

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