健康住宅 って?
健康住宅について考えてみたいと思います。
健康住宅には基準がありません。
各会社さんが仕様を決めて、健康住宅です!と名乗っているだけです。
基準はありません、
でも健康住宅という名前で家を供給している業者さんはたくさんいますね。
と言うことは、騙されているかもしれません!
基準がないのですから・・・
私が独立する前に勤めていた会社も健康住宅を名乗っていました。
でも、今考えてみるとあの内装材の仕様で、はたして健康住宅と言えたのか?
繰り返しになりますが、
基準が無い訳ですから本人がいいと思えば、健康住宅の出来上がり!
それも有りな訳です。
自然素材を使っているが自然素材ではない!?]
勤めていた会社は、床には国産桧の節有材を使用していました。
もちろん無垢です。
でも表面はウレタン塗装・・・
壁、天井には沖縄の月桃紙、自然からつくられた壁紙です。
この壁紙はコーティングされているものとそうでないものがありますが、
汚れが付きにくいのを理由に
コーティングされているものを使用していました。
これではせっつかくの自然素材が呼吸はしていないということです。
自然素材をダメにする加工法
健康住宅と名乗り、無垢の桧のフローリング、月桃から作られた壁紙、
一見自然素材を使って健康に良さそうですが表面がコーティングされていては自然素材の効果はありません。
当時はシックハウス症候群のお客様もいらっしゃいました。
この方たちはこの仕様で問題なかったようです。
化学物質は比較的少なかったかもしれませんが、
今思えばこれで良かったんだろか?
と考えさせられます。
化学の力が家に被害を与える!
日常生活をしていれば、床や壁が汚れたり、傷がついたりするのは、当たり前の事です!
それを防ぐために、今のビニールクロス、ウレタン塗装の床材が普及してきたわけです。
結果として、化学物質過敏症、シックハウス症候群等の現代病が現れました。
接着剤を多量に含む建材からの化学物質の揮発が原因です。
化学物質過敏症について解らない方はこちらを参考にしてください⇒化学物質過敏症、症状とその原因と対策とは!
家の匂いは内装材に付着した匂い!?
各家庭には固有の独特の臭いがありますよね。
あの臭いはビニールクロスの表面や、ウレタンフローリングの細かな傷に付着した臭い成分が
蓄積されることにより発生されます。
実は汚れや匂い、細かな隙間に入り込んで取れなくなります。
昔の家にはそのような臭いは無かったはずです。
本当に大事なのは掃除がしやすいことではなく、
]身体にダメージの無いことです。本質を間違えると、
結果は違う方向に向かいます。結果には原因があるという事です!
本当の自然素材がわからないと・・・
健康住宅にこだわるのは良い事です。
以前、勤めていた会社は創る側も、お客さんも本質を見抜いていなかったという事です。
にわか知識だけで行動すると本物の自然素材には辿り着けません。
前職の所長さんは化学物質が悪いものであると解っていても、
本人は化学物質に反応しない。
なので、本当に何が良いのか自身の体ではわからなかったのかもしれません。
確かに使っているものは自然素材かもしれません、
自然素材の表面をコーティングしては本物の自然素材ではありません。
自然のものは自然に使う!
私は昔からアレルギー体質です、
今思えば、子供の頃のぜんそくや鼻炎は家の影響も大きかったかもしれません。
今では知識はもちろんですが、自身の身体で感じて材料は選ぶようにしています。
当社の取り扱い商品は、もみの木、スイス漆喰、オガファーザー、等等、
もちろん表面にコーティングはかけていません。
健康住宅に基準はないのです。
健康住宅、実は明確な基準はありません。
ご自身の身体で感じるのが一番だと思います。
新築の内覧会やショールームで体感するのが一番です。
お子さんは敏感ですから、嫌なところはすぐ解ります、
そして素直ですから正直な声が出てきます。
健康住宅や自然素材には見極めが必要だと言う事です。