やっと「本物の天然素材の住まい造り」にたどりつきました!
設計から現場監督、様々な経験をして22年、やっと「本物の天然素材の住まい造り」にたどりつきました!
ある転職が私を天然素材の家造りに導いた、そして気付かされたのです。実は私は化学物質過敏症だった・・・
天然素材の住まいは人のためにもなるし、自分も満足できる!
私の建築のスタートは専門学校からでした。卒業後、小さな設計事務所に就職、与えられた仕事を淡々とこなす日々が続きました。夜と休日は製図のバイト、明けても暮れても、仕事ばかりしていましたね。
設計の業務の中には、工務店の社長がおこしたマンガのような間取りを図面化して、申請を通すだけの設計もありました。本当にお施主様のためにならない設計もある訳です・・・
お客様のためにならない設計、そんな仕事はしたくない!そんな想いと、事務所の仕事も激減したこともあり事務所を退社、一人暮らしのアパートを引き払い、実家に戻ります。
まだ、何も始まっていない!
建築の世界は職人、現場監督、見積もり、設計、営業と多岐にわたります。物をつくるのが好きでこの道に入ったのに、まだ何も始まっていない!
建築の世界も知らないことだらけ。だったら・・・
職人の手元、現場監督、見積もり、何でも出来るように店舗関係、住宅関係の仕事を渡り歩きました。
最後は自然素材専門の設計事務所に
今までは何か特殊な仕事というよりは、与えられた仕事をこなしてきた感じが在るのですが、ある日求人広告を見ていると、
『自然素材で家作り』設計、監督、見積もり、広報誌発行募集、という広告に目がとまります。
自然素材ももちろん気になりましたが、職種が限定されず、設計、監督、見積もり、広報誌発行をトータルで仕事が出来る事に興味を持ち就職。面接の日が大雪だったのを今でも覚えています。
この頃は自然素材や、健康住宅が出始めの頃だったと記憶しています。健康住宅の先駆けだった設計事務所さんでした。極力、化学物質を排除した家創りをしている設計事務所でした。
正直、当初は科学物質と言われてもピンときません。ホルムアルデヒドという化学物質の正体、それらが身体に影響しているという事実をこの事務所で勉強させていただく事になります。
自分は化学物質過敏症だった・・・
このことにより自身が軽度の化学物質過敏症と気付かされました。今考えれば、昔からアレルギーや喘息などがありましたが、少なからず化学物質の影響もあったようです。
事実、塗装やビニールクロスの臭いをかいだり、現場にいると目が充血していたりしていましたから・・・
二年間勤めて、国産材、自然素材のことを勉強しました。
住宅の仕事は完成引渡しの時、お客様の笑顔をいただくことが出来ます。
これから家族で住む我が家が完成したわけですから、こんなにうれしい事はありませんよね。
この設計事務所が最後の就職先となりました。
独立という選択!
このタイミングで親戚が家を建てる事になりました。もちろん自然素材の家です。
この家作りが自然素材の知識をもう一段階引き上げてくれました。この家から自然素材の家をベースに仕事を始めました。
今まではなんとなく建築の仕事をしてきましたが、人のお役に立てて、笑顔で引き渡せる家作りに惹かれていきます。
そんな中、一級建築士の資格を取得、半年経った頃でしょうか?
お世話なった資格学校から、なんと!建築士設計製図、非常勤講師のお誘いがありました。学ぶ側から教える側に!
人に何かを教えるということは労力がいります。が、人に何かを伝えるのは自分のスキルアップにも繋がりました。8年間の講師業務、今では貴重な経験です。
天然素材にどんどん引き込まれます!
独立してからはもっと自然素材の事を調べました。以前から気になっていた『ドイツ産のもみの木』の存在は知っていました。もう十数年前に木材の買い付けに訪れたときに紹介されたのです。
その当時は国産材にしか興味が無く、「もみの木の家」にはあまり重要視していませんでした。
正直、もみの木の効果は本物なのか?ずっと疑問でいました。そんなこんなで、10数年間の月日が経ちました。お客様に薦められないのは、自分自身がもみの木の室内空間を体感していなかったからです。
他社さんのショールームなどでは「もみの木の家」を数時間体感したことがありましたが、実際に生活したことはありません。
自分で生活して、納得しないものはお客様には進められません!そんなジレンマがある時期に、賃貸暮らしだった私が中古マンションを購入することになりました。
これはチャンスです!もみの木の床材とオガファーザーという無害な紙クロスを使い、中古マンションをリノベーションしました。マンションでも一戸建ての家でも当然効果は持続します。
その結果は!?
自身を持ってお奨めできる『もみの木の家』にたどり着きました!
住んで実感!自信を持って皆様にご提案できます。
内装材のチョイスにはご注意ください!安易に見かけの良さだけで選ぶと後々大変なことになります。「安物買いの銭失い」という言葉もあります。なんでも安ければ良いとは限りません・・・
今の内装材はほとんどが化学物質で作られた偽物です。本物の木ですら高温による機械乾燥による抜け殻の木です。
現代の家は化学物質のかたまり、昔の本来の木の家を再現するのは難しい時代です。この化学物質が原因で体調が不安定な方が多々います、皆さん化学物質が原因だとは本人は気づいていません。
正直、「もみの木」に巡り会える方は幸運です。機会を与えられていたのに10年間使わなかったのが惜しまれます。
自分で体感したからこそ胸を張ってお勧めできる材料になったのです!
お客様も、自分も喜べる住まい造り。
毎日楽しく、忙しく動いています!
もみの木の家、何事にもタイミングがあるということでしょうか。
このブログを読んでいただいてる方もその時期なのかもしれませんね!?