建築現場のダメ工事|設計屋目線と現場目線の違い
現在は設計と工事の仕事、両方を業務として行っていますが、建築の仕事を始めたのは設計事務所です。設計事務所には5年勤めました。
もちろん設計が専門でしたから、工事現場は現場目線では無く、設計屋目線で見ることになります。
お客様にお引き渡しする前には現場をチェックします。
意識してチェックしている訳ではないのですが、問題のある場所は瞬時に目に入ってきます。自分に見えている物が現場の人間には見えていない事が多々有ります。
自分に見えている現場の問題は、お客様も間違いなく目に付きます。
作り側と住み手側の意識の違いだと思います。
お客様が毎日住み続ける空間を作っているという事を第一に考えれば、現場の問題は目に入るはずです。
誰のために住まいを作っているかを強く意識すれば見えるものも変わりますね。