床下エアコン暖房システムの家

家づくりの大事な話

今現在、進めている住宅の新築案件に

「床下エアコン暖房システム」を検討中です。

 

床下エアコンシステムの前に、基礎の構造を少しだけお話しします。

このシステムが上手くいけば、

エアコン1台で家の中が快適に暖かくなります!

 

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木造在来工法の従来の基礎方法、床下は外気と空気を入れ替えるようにできています。

つまり、床下は寒いわけです。これは昔の基礎工法、布基礎が基本になっています。

 

布基礎工法の場合、1階の床下は土の事がほとんどなのです。

 

この土からの湿気対策として考えられたのが、床下換気法といえます。

 

現在の基礎はベタ基礎が主流

 

しかし、現在の基礎の主流はべた基礎と言って、床下はコンクリートを敷き詰めます。

ということは、昔の家のように湿気があがってくることは、ほぼありません。

 

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この事を考えると、1階の床下を外気と通気するのは有効ではないという事になります!

 

昔の基礎工法と変わってきているのですから、全体的にも見直しが必要です。

 

みなさん、土の中って1年間ほとんど温度が変わらないって、知ってました?

井戸水が1年間通して温度が変わらないのと同じで、

土の中も温度変化はあまりないのです!

 

そして、コンクリートは蓄熱する事をご存知ですか?

つまり暖かい温度をどんどん溜め込んでくれるという事です。

しかしながら、基礎の立ち上がりには断熱工事が必要です。

基礎立ち上がり部分も含めて、建物は発泡ウレタンで断熱を行います。

 

床下エアコン暖房システム

 

コンクリートの特性と土の中の温度の事を考えると

床下に暖かい空気を流し込み、コンクリートを温める!

 

そして、暖かい空気は上に上がっていく特性がありますので、

床の暖かい温度はどんどん室内に上がってくるわけです!

 

暖かい空気は下から上にあがります!

 

家の中をスッポリ断熱材で囲い、

床下エアコンシステムを使えば快適に生活できます!

 

ただ、これは暖房だけのお話し。

夏場に備える必要も、もちろんあります!

 

冷たい空気は上から下に流れる

 

二階建てをお考えなら、

二階にもエアコンをもう一台設置したいですね!

 

冷たい空気は上から下に流れます!

 

二階にエアコンを設置する事で、夏場には対応できます!

 

1階に床暖房+2階にエアコンでも十分に対応可能です!

 

実際にそのようなお宅に伺った事がありますが、

十分に機能しているとの事でした。

 

床下エアコンは、初期費用が安い!

 

床下エアコンのメリットは初期費用が安いと!いうところにもあります。

修理も簡単ですし、

エアコンが壊れたら交換は簡単にできます!

 

床暖房では、そうはいきません・・・

簡単なシステムだからこそ、快適に過ごせるのです。

 

現在、私どもの事務所で実験をする予定です。

お楽しみに!

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