家族に迷惑をかけない「生前整理」という考え方
生前整理という言葉があります。
自分の老いを感じ始めた時
「身の回りの整理をしようかな、だってこのままじじゃ・・・」
亡くなった後の家族の事を考えれば、当然の事です。
でも何をどこから手をつけて良いのか・・・
なかなか片付けできないでいるのではないでしょうか?
そんなあなたに、お伝えしたい事があります。
それは!?
生前整理をすると
こんなに良い事がある3つのポイントと
「生前整理」する時に必ずおさえておきたい
4つの重要な注意点をお伝えします!
[toc]
生前整理の良いところ、その1|家族の負担が減ります。
生前整理をする事で最大に得られるものは何なのか
考えた事はありますか?
自分の事しか考えていないのであれば、答えは出ないかもしれません・・・
生前整理の良いところ、それは!?
残された家族の負担が減る、という事です。
悲しみに満ちた残された家族がどのような気持ちで
亡き方の持ち物の整理をしなければならないかを、考えた事はありますか?
これは労力的にも大変な作業であり、
気持ちの面でも相当の負担がかかります。
ご自身が元気なうちに、身の回りの生前整理をすることで、
ご自身が亡き後、家族に迷惑をかけずに済みます。
通常は死後に行なわれる遺品整理ですが、
生前整理する事で思い出を振り返る事にもつながります。
ご自身で思い出を振り返りながら行う
「生前整理」
考えてみてはいかがでしょうか?
生前整理の良いところ、その2|財産分与の問題
ご自身が所有している土地や貯蓄を把握されていますか?
そして、ご自身が亡くなった後
その財産がどのようになるのか考えた事はありますか?
生前整理により、土地や住宅、預貯金などの財産を
生きている間に整理することで、家族内での相続争いを避けることができます。
「財産らしい財産がないからな〜・・・」
私には無関係と思っているあなた!
それは大変な大間違いだと認識するべきです!!
私が聞く話では、
大きな財産より、数百万円程度の財産でも家族関係にヒビが入る可能性が・・・
生前整理の良いところ、その3|思い出を振り返る
先ほども書きましたが生前整理をする事で、
必ず過去のことが思い出されます。
これまで過ごしてきた楽しかった思い出、辛かった思い出、ありますよね?
今までの人生を振り返りながら、
部屋や気持ちを整理することで心機一転できます。
生前整理は、残された人生を充実なものにできる機会でもあります!
悲しい話ですが、生前整理は死への準備ともいえます。
ですが全ての生あるものには終わりはきます。
生きてきた中で溜め込んだしがらみを断ち切るのが
「生前整理」という選択なおです!
今なら家族と一緒に「生前整理」をする事もできます。
生きているからこそ出来るのです。
家族と「生前整理」することでお互いの思い出も深まるでしょう。
もちろん、生前整理をするもしないもあなたの考えしだいですが・・・
生前整理の時におさえておきたい重要な注意点
これからお伝えするのは
「生前整理」を行う上での重要な注意点となります。
この注意点をおさえることで
あなたの「生前整理」をスムーズに進めることができます。
ななたにとっても、残される家族にとっても非常に大切なことです。
しっかり読み解くことがあなたの
「生前整理」をスムーズに成功させることにつながります。
生前整理の注意点その1|家具や身のまわりの物の整理
死は突然訪れます!
明日なのか、1年後なのか?
それは誰にも解らないのです!
自分が亡くなった後、
どうしても家族に見られたくないものはありませんか?
そのような物があるのであれば、は最初に処分するべきです。
そして、残された家族に費用的にも労力的にも負担が掛かる
不用品、使わないもの、粗大ゴミ、不要な大きな家具等も処分するべきです。
「生前整理」と言うと、捨てることや処分する事ばかり考えがちですが、
それだけではありません。
亡くなった後に家族に見つけて欲しいもの、
預金通帳や保険の証書等、これらはわかりやすい場所にひとまとめにしておくと
残された家族のためになります。
自分の事だけではなく、残される家族の事を考えるのも
大事な「生前整理」といえます。
生前整理の注意点その2|土地、家の整理
生前整理する事で遺産相続の家や土地の問題を事前に防ぐ事ができます。
最も多く遺産相続の争いになる対象は、土地や家などの財産と言えます。
その争いを避けるために
「遺言書」を残す事で遺族の相続争いを避ける事が出来るのです。
「遺言書」に土地や家などの相続内容を記載し、
行政書士や弁護士をを遺言執行者として指名しておく事が重要です。
生前整理の注意点その3|預貯金通帳など
通帳、定期預金証書、生命保険証券や貴金属
家にあるもので、財産価値が高いものは
一箇所にまとめておく事で、家族が探す手間が省けます。
生前、家族に通帳などの置き場所を教えておく事も
一つの方法です。
生前整理の注意点その4|葬儀やお墓などの問題
自分の死後とはいえ、
自分の要望に沿った葬儀様式やお墓にしたいと望む方が多いのは事実です。
その手段として、生前に葬儀やお墓を予約する方法もありますし、
「生前葬儀」というものもあります。
生きているうちに葬儀内容や墓地、墓石などを決められるので、
あなたの要望を叶える事ができます。
「散骨葬」「自然葬」というものもあります。
お墓を持たず、焼いた骨を自然に返す葬儀です。
散骨葬を行う場合は、付近の環境に問題がない場所に散骨するのがルールになります。
遺品整理サポート業
いざ「生前整理」をしようと思い立っても
なかなか進まないのも事実です。
そんな「生前整理」を手伝い、サポートしてくれる業者がいます。
遺品の生活雑貨や家具などの生前整理のサポートを行なっているのが
「遺品整理」業者です。
遺品整理士という資格もあります。
通常は亡くなった人の遺品を整理する専門業者ですが、
本人や家族から生前整理の要望があれば、
対応している遺品整理業者もいますので調べてみると良いでしょう。