消費税10%引き上げ!|注文住宅を建てるタイミングはいつがいいの?

家づくりの大事な話

消費税10%への引き上げは、避けられそうにありませんね。住宅購入を考えている皆様には気になる話題と言えるでしょう?

なんせ2%も上がる訳ですから、数千万円の買い物をしようとしている側としては気が気ではありません。

と、言う事で今回は増税と注文住宅購入時期について考えていきたいと思います。

消費税10%はいつから適用されるの?

注文住宅を建てる場合に限り、工事請負契約を2019年3月31日までに締結させれば、家の引き渡しが2019年10月以降になっても8%が適用される経過措置が講じられていました。

しかし、現状では建物の引き渡し日が、2019年10月1日以降だと消費税が10%になります。

逆にそれ以前に引き渡しが可能であれば、消費税は8%が適用される事になります。

土地を購入して、注文住宅をお考えの方もいらっしゃるでしょう。この土地代購入費は非課税となり、建物代のみ消費税の課税対象となります。

増税後の優遇措置とは!?

とはいっても消費税が上がるのに、注文住宅購入に関して、何らかの優遇措置がなければ、たまったものではありません。

いくつかの優遇措置を政府も打ち出しているのも確かです。

情報をしっかり把握して、賢い住宅取得を目指しましょう!

では、注文住宅取得時に適用される、優遇措置とは?

1・住まい給付金の増額

住まい給付金とは、住宅を取得した場合、各家庭の年収により支給される給付金です。

現行では住まい給付金の最大給付額30万円ですが、この額が50万円に拡充されます。住まい給付金の支給金額は、各家庭の年収によって決められています。

年収の少ない世帯に、より多くの給付金が支給される事になっています。

住まい給付金の詳しくは、下記のサイトにて確認ください。年収ごとの支給金額が記載されています。

住まい給付金HP:http://sumai-kyufu.jp/

2・住宅ローン減税控除の延長

現行では住宅ローン減税控除の期間は10年ですが、3年の延長が決定しており、住宅ローン控除の期間が13年に延長されます。

控除の金額に多きな変更はなさそうですが、3年延長されることはありがたいことですね。

国土交通省リリース:http://www.mlit.go.jp/common/001265195.pdf

3・住宅エコポイントの復活

注文住宅の、住宅エコポイントの対象は「環境」「安全・安心」、健康長寿・高齢者対応」「子育て支援、働き方改革」に資する住宅の新築・リフォームが対象。と言う事になっています。

請負契約期間が2019年4月1日〜2020年3月31日

工事引き渡しが2019年10月1日以降の物件が対象となります。

注文住宅のエコポイントは、上限が35ポイントとなります。

標準ポイント(①~④いずれかに適合する場合、1戸当たり30万ポイント)

  • ①エコ住宅(断熱等級4又は一次エネ等級4を満たす住宅)
  • ②長持ち住宅(劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2等を満たす住宅)
  • ③耐震住宅(耐震等級2を満たす住宅又は免震建築物)
  • ④バリアフリー住宅(高齢者等配慮対策等級3を満たす住宅)
優良ポイント(①~④いずれかに適合する場合、1戸当たり5万ポイント加算)
  • ①認定長期優良住宅
  • ②低炭素認定住宅
  • ③性能向上計画認定住宅
  • ④ZEH

その他の細かい基準もありますので詳しくは下記リンクをどうぞ!

国土交通省HP:http://www.mlit.go.jp/common/001157471.pdf

賢く使ってお得に建てよう!

どうですか?消費税は残念ながら増税されてしまうようですが、これまで上げてきた優遇措置を賢く利用して、注文住宅を建ててみてはいかがでしょうか?

一時期マンションを購入する方が増加していましたが、最近では一戸建て購入層も増えてきているようです。

一戸建ての性能も、ここ数年でかなり向上してきましたので、一戸建ては夏暑くて、冬は寒い、と言うこともなくなってきました。

増税に負けず、注文住宅であなたの理想の住まいを手に入れてくださいね。

関連記事一覧