住みやすい家づくり– goodhouse –

POINT

これから新築住宅を購入しようと考えておられる方。リノベーションやリフォームを検討されている方へ。住みやすい家づくりにはポイントがあります。

りゅう建築設計の経験から次の3つのポイントをお話します。

後悔しない業者の選び方

「言うは易く行うは難し」ということわざがあります。家づくり(店舗づくりも同じですが)における「業者選び」の難しさにふさわしい表現だと感じます。

この難しさを少しでも解消いただくために、私のこれまでの経験からポイントをお伝えします。

  • お客様に寄り添ってくれる業者(イエスマンとは違います)
  • 営業スタイルにならず、「良い家とはどんなものか」を話してくれる人をおすすめします
  • 良いものは良い、ダメなものはダメと言ってくれる人(実体験がないと言えません)
  • 自分が言いたい事をお客様へハッキリと伝えられる人
  • 流行り廃りのデザインに惑わされていない人
  • 思考や方向性がハッキリしている人(意固地なのではなく軸がブレない人)

結局、家づくりは会社へ依頼しても、あなたの担当になった人の力量に影響されます。そのため、あえて私がお伝えしたいのは「会社ではなく、人を選んでほしい」ということです。

仮に費用が予算以下だったとしても、話していて「信用できない」「自分の話を理解してくれているのか不安」という人を選んではいけません。話していて少しでも「何か気になる」という場合は、あなたの直感を信じることが大切です。経験から申し上げますと、ほとんどのケースでその直感は正しいです!

長く親しまれて住みやすい家づくり(住宅設計)のポイント

好みもありますが、概ね次のポイントが正解だと経験から申し上げることができます。

  • 家の作りがシンプルである(長く住むなら結構大事)
  • 生活している自分をイメージしたとき「気分が良い」と感じられる
  • 自分スタイルの住まいで過ごせる充実感がある(自分の家ですから)
  • 家事動線が楽楽(地味ですが毎日のことなので重要)
  • 収納の充実(荷物に合わせましょう、多ければ良いわけではありません)

「シンプル・イズ・ベスト」が住みやすい家づくりの基本です。特に家の間取りはシンプルに「引き算」で設計するのが一番です。

お客様の気持ちと心構え

他社さんでは、あまり話題にならない「お客様の気持ちと心構え」があります。家づくりは「あなた(お客様)が快適に過ごせる家」を作ることですから、お客様の気持ちや心構えはとても重要。

お客様の気持ちが曖昧だったり、心構えが弱かったりすると、家づくりの「方向性」に迷いが出てしまいます。すると、「こんなはずじゃなかった」「使いづらい」「高いお金を出したのに・・・」。こんなことになりかねません。そこで次のポイントを意識してください。絶対に家づくりの満足度が変わります。

  • こだわりとか、信念を持ってください(ゆずれないことがわかるとベスト!)
  • 過去の家の常識は捨てましょう(一軒家は冬は暖かく、夏は涼しく進化してます)
  • 客観的に自分の生活スタイルと所有している物を把握する(今の住まいで不便に感じている部分は大事です)

例えば「とりあえず物置は広く」という要望。誰もが言ってしまいそうですが、こういう要望は「整理整頓が苦手な人」なんだろうなと判断できます。ということは、いくら物置を広くしても足りなくなります。相当に裕福な方は別として、一般的に土地と建物の大きさには限度がありますから。

また、「自然素材を使った家づくり」を検討されている場合なら、「自然素材とは何か?」頼まれるお客様側の価値観や定義を整理し、相談する業者さんと概ね方向性が合っているのか(話をわかってもらえているのか)注意しておきましょう。

お客様の気持ちや心構えは、最初にお話しました難しい「業者選び」にもつながります。論理的なポイントでも話でもありませんが、大事なことに変わりはありません。