山は森を生み、森は木を生み、木は私たちの家を生むわけですよ!

日本の文化は木の文化です。ですが、戦後の高度成長期を境に山に目を向けない国になってしまいました。戦後の焼け野原を支えたのは森に眠る森林から創られた木の家だったはずです。

それが証拠に伐採された後の山には木が植林され、今の時代は森に木が余っていますが有効利用されないのが日本の現実です。

対してドイツの森は自然の森を守る為に人が手助けしています。とはいえ、どんな山であろうが木は育つわけです。どんな木になるかは森の管理次第ですが・・・

こちらは当事務所が扱う「もみの木」が育つ、ドイツのシュバルツバルツの黒い森。さて、どんな工程で山から家に使う建材になるのでしょう。その工程を写真で追ってみます。

ドイツの森、厳しい冬でも木は動く事なく、その季節と過ごしていきます。その年の寒暖差や気候により木の性質も変わっていきます。まさに自然の中で育つ森の番人のようですね。

どうです?この幹の太さ!人と比べるとその大きさが良くわかりますね。残念ながら大きく育ちすぎると森に害が出る可能性があるので、森林管理官指導の下、伐採される事になります。残念ですが、この木が皆さんの家に入ってきてくれることには感謝ですね。

伐採された「もみの木」はコンテナに乗せられ陸送、その後は海を渡り日本にやってきます。

積み上げられた大木の群れは圧巻です。これだけ幹が太い木材は日本ではもう手に入れることは困難です。神社仏閣などの再建等にも輸入材は欠かせない貴重な資源となっています。

日本の運ばれた木は建材に使えるよう製材され、天日干しで時間をかけて乾かします。機械で乾燥させるのが一般的ですが、天日による乾燥は木の細胞を活かしたまま生きた木として建材に生まれ変わります。この天日干しに様々な秘密が隠されています。「知る人ぞ知る木材の神秘の力なんですよ!」

仕上がったフローリング材、実は傷がついていて使えない材料なんです。工場を見学に来た皆で傷を探しています!お施主様のお子様もさんかしました。

上手く傷は探せたかな?

細かな傷も見逃さない日本人ならではの気配りですね。

いよいよ森が木を生み、木から見事なフローリングに生まれ変わりました。木は種から苗に、そして木に成長し、その過程では水を創り、葉になり枯れた後は土に還ります。

その途中でフローリングに変化を遂げて皆様の家に届くんです。ワクワクしませんか?木が育ってから300年も経ってるんですから、私達が生まれる前から準備していてくれた訳ですよ。

さあ、長い旅の途中の「もみの木」は皆様の住まいである家と共に新たなる生活が始まります!皆様の為に森林浴ができる最高の環境を提供するため、形を変えて新たなる旅立ちです。

森で長い年月をかけて育った木は様々な人の手を借りながらあなたの家の一部になります。う~ん、どうです?なかなかロマンがあるストーリーが家の中にはあるのですよ。こんな話をしながら「軽く一杯!」なんてどうです?

どんなものにもストーリーは存在します。それをどう捉えるかは、あなた次第ですね。

ご縁があれば家づくりの場でお会いしましょう。その時はあなたの、これからの家づくりストーリーをお聞かせください。皆様はどんなストーリーをお持ちですか?お話聞ける事を楽しみにしています!

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自然素材を使った快適な住空間づくりは、株式会社りゅう建築設計へご相談ください。
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