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工務店は家を建てる!では設計は誰がするのか?これ知らないと・・・
建築士、設計事務所が工務店と同じように工事を行うとどうなるのか?というか、皆さん設計事務所と工務店の違いってご存じ?何となくしか解りませんよね?なかなか普通に生活していると関わらない職種ですからね~
ではこう考えてみてはどうでしょう?あなたの家、住まいで何かが壊れたとしましょう。その時あなたは誰に修理を依頼しますか?
家づくり、修理は誰に頼む?
設計事務所ですか、それとも工務店?
そうです、工務店ですよね!何となくですが工事は工務店、設計は設計事務所という認識が誰でむ植え付けられていますよね。文字から想像してもそのままだと思います。
では家を建てる時は誰に頼みますか?そりゃ、家を建てるのも工務店でしょ、家を建てるのは職人さんなんだから!
なるほど、なるほど、当然です。昔は家を建てる、修理ならだれでも大工さんや各種職人さんに頼んでいたものです。これ歴史的にも日本の常識。「棟梁、頼むよ!」「おっしゃ任しときな、がってんしょうち!!」的な感覚で長屋の一角から道具箱を抱えた大工さんや職人さんが立ち上がり、家が建てられ契約が行われていたわけなんですが、
いつの時代の話だ!と言う事に、気づいてない人多すぎ・・・
それ、いつの時代の話?本当にそんな事ありえます?
時代は変わっていく訳で、様々な条例や社会情勢により一人親方の大工さんでは請負契約という形式についていけず、工務店という名の総合建築業が出来上がってきたんですね。この流れと同時に建築基準法なるものが整備され、設計は専門分野の人で無ければできないなんて事も整備されていくのですよ。
そんな時に現れたのが建築士、で建築士は建築士事務所に所属しないと金銭を受け取って業務をする事が出来ない、そこで出来たのが建築士事務所、いわゆる設計事務所というわけ。
電話と同じで家づくりも進歩してるんですよ、でもね・・・
固定電話→移動電話→ハンディフォン→携帯電話→ガラケー→スマートフォン→スマートウォッチと電話業界もインターネットの普及で変化してきたし、AIの進化に伴い更なる変化が起こる事でしょうね。
ここで工事をする工務店、設計をする設計事務所と、業務が細分化されたんですが・・・
何故か変わらない家づくりの常識
何故か変わらないのが家づくりの常識で、なかなか長年に渡り植え付けられた考え思考、常識はなかなか変わらないんですよ。それは現代社会でも脈々と受け継がれているんです。それが証拠に家を建てる時に設計事務所に最初に相談する人は相当稀な存在、とにかく建ててくれる工務店に相談に行く事が当然のように行われていますね。
ま~それは良いとしましょかね。ではここでお聞きしまス。あなたの家の設計は誰がしてくれるんですか???
工務店の社長ですか?なるほど、家を建ててくれる人に設計をおねがいするんですね。本当にそれでいんですか?
何か違いません?工事をするのはだれでしたっけ?そう、工務店さんでしたね!
では設計をするのは?・・・???工務店さんでしたっけ?違いますよね~、ここ大事な事なのにみんなすっかりポカンと抜け落ちている訳なんですよ。
工務店は家を建てる人、では設計は誰がする?
この流れでいくとどうなりますかね。ここからが最悪のストーリーの始まり始まり~、デス。
まず工務店の社長がお客さんと間取りを決める→社長がプランを決定→設計屋さんんに図面だけ書いてもらう→言われたままに図面作成(この時点で作図作業をするだけの人、建築士は下請け作図人)→家建てちゃう!→家完成しちゃう!!→客喜ぶ???
なるほど、皆さんこのような家づくりが好きなんですね~、家を建てるのは工務店さんですからね。でもね、私に言わせれば無知の極みとしか言いようがありません!
設計できる人、プロにたのみましょうね!
私だったら設計は信用できる建築士さんにしか設計はたのみませんね!更に建築士の中でも住宅を得意とする建築士さんに頼むでしょうね。建築士さんは基本「俺に家を建てさせろや!設計させろや!!」的な営業がとても苦手な人達なんです。実はあなたの近くでひっそりと活動しています。
そんな建築士さんを人づてでもかまいません、探してみてはどうですか?
本当は工事もしてくれる建築士さんがいればベストなんですがね。
家を建てるのは工務店、設計するのは?
良く考えて家をたててくださいね、ありがとうございます。