すまいのプロはこう考える、家が原因でアレルギーの人が増えてきた！その室内の要注意箇所とは？

もはや日本、海外問わずに国民病ともいわれるほど、アレルギーを持っている人が増えてきてるんですね。アレルギー対策には、家の中での日々の掃除や生活スタイル、にちょっとした気遣いにコツが必要なんです。

最近はアレルギーになるのは成人から子供まで様々な世代に影響がでています。その中の原因が家の中で発生するダニ。ダニは高温多湿の環境を好む性質なので、家の中で夏場に増えて、秋になってそのフンや死骸でアレルギーが強く出る場合があったんですが、現代ははそうとも限らないんですよ。怖いですね～。

それはですね、良くも悪くも家の性能が上がってきてるのも問題なんです。今の家は快適さを追求して、冬場も暖房や加湿器で暖かい温度や高い湿度が保たれています。それはアレルギーの大敵であるカビの発生を促す事になります。近年の家は気密性が上がり、自然な空気の入れ換わりが減ってしまいました。温度環境的には良いのですが、家の中にダニのフンや死骸などを含んだほこりが、なかなか家から出ていかなくなったのです。これは花粉でも影響がありますね、一度家に入った花粉もなかなか出ていかないから、これまた大変な訳です。

実はアレルギー対策として換気は大事なんですね。でも、花粉が家の中に入ってくるから窓は開けたくないという人も沢山いますし、自分の実は、その一人です。でもね、やはり換気は大切。そのうえで、毎日の掃除・洗濯や住まいの工夫でアレルギーの原因物質を減らすこともしなければなりません。ダニに関しては、その量や死骸、フンを減らすとともに、生きているダニを寄せつけない対策も必要です。

そこであげておきたいのが、家の中のアレルギー対策、こんなところに注意が必要ですよ！

家の中のアレルギー原因をCHECK！

家のアレルギーの原因その1　キモイ、ダニダニ

人には何となく優しい素材が実はダニの温床なんてこともあるんですよ。その一つが布団！布団はいつも清潔にカラットさせておかないとダニがよってきます。こまめに干して出来るだけ乾燥させておきましょう。そしてもう一つが家に敷かれているカーペット、足の長いカーペットは更にダニの温床になる事が多々ありますので注意が必要。こちらもこまめに掃除機をかけて、しっかり対策していきましょう！

家の中のアレルギーの原因で要注意なのがダニ。年を通してもダントツのアレルギーの原因という事が解っています・
毛足のある布製品や布に綿などを詰め込んだものに潜り込んでいるという特徴があり、布団、枕等、皆さんが気持ちよく触れる物が危険個所、デンジャーゾーンなんです！

家のアレルギーの原因2　季節の大敵、花粉

時期にもよりますが、春先はなんと言っても「スギ花粉」ですよね。これは、なるべく家の中に入れない事が重要。家の中に入る前にはアレルギーの原因である花粉を出来るだけ払ってから家の中に入りましょう。髪の毛にも入り込んでいるので入念に花粉を取り除いて家の中に持ち込まないのが一番の対策となります。最近では高性能な空気清浄機もありますので、うまく活用していきましょうね。

面倒くさいかもしれませんが、家の中にアレルギーの原因を持ち込まないのが一番の対策です！

家のアレルギーの原因3　これは言いずらいんですが・・・「ペット」

これ、ペットと家で同居している人には言いにくいんですが、猫や犬、うさぎなどのフケや唾液、毛、分泌物（ホルモンなど）がアレルギーの原因になってしまう事があるんですよね。家の中で飼っていると、よりアレルギー症状が出やすくなってしまいます。

家族の中に一人でもアレルギー持ちの方がいらっしゃると、厳しいかもしれません。

家のアレルギーの原因4　ダニと双璧をなす「カビ」

今の家の中は高温多湿の環境で増えやすく、エアコンや加湿器で加湿された家の中なら冬場でも繁殖する可能性が多い印んです。特に結露しやすい窓辺や押し入れの中などは要注意といえますね。

まとめと対策！

家の中で起きてるアレルギーの事は家の中で解決するしかありません。ダニが嫌う建築材料、カビの発生を抑えるもの、ペットのニオイを分解する自然素材の建材もありますので、リノベーションで改善、また家の新築時の対策としてアレルギー系建築士として、アドバイスできるかもしれません。

もし、よろしかっつたら一度・・・

ありがとうございます。