自然素材の家、最近ではよく聞く言葉です。では自然素材なら何でも良いのかといえばそうではありません。自然素材の中でも人にとっては毒になるようなものもあります。

自然素材の家とはいったい何なんでしょうか?正直、仕様に決まりがないのが自然素材の家です。会社毎に自然素材の認識が違うということです。

国産材を使った自然素材の家。これも多いですね、しかし使われている木材は戦後植林された木材(杉やヒノキ)がほとんどです。つまり自然に生えてきた木ではなくて、人の手が加えられて育てられた木な訳です。この時点で自然という名は間違いということになります。

自然という言葉は不思議な魅力があり、人は引き寄せられますが、実は何が自然なのかも判らず購入しているケースもあるということです。

自然だから体に良い、自然だから癒し効果がある。というのは思い込みで、そうではない自然素材が存在していることに気づかなけらばならないということです。

伐採された木材は内装材に加工される前に水分を抜き取ります。昔はこれも日数をかけて天日干しで行っていました。しかし現在では大きな釜の中に木材を入れて、高温処理により水分を抜き取ります。効率化が図られています。

この工程でも自然ではなくなっている訳です。しかも高温処理で水分を飛ばすことにより、本来木の持っている成分は抜け落ちてしまいます。自然の力が失われる工程を経て、内装材になる訳です。いわば木の抜け殻、見かけは木ですが中身はスカスカ、自然の持つ力は発揮されません。

090654対して天日びしで乾かした木材は木の成分を留めていますから、様々な効果が期待できます。

この事を知らずに自然素材に飛びつくと、選ぶ基準がありませんから自然素材でも価格競争に引きずり込まれます。

本物の自然素材は自然の力が発揮されるものです。それらが出来るまでには手間暇をかけた製材工程を行わなければならないのです。

そこには目に見えない価値があるのです。何でも安くは手に入りません。価値を求めるにはそれなりの対価が必要となるという事です。

何に価値を見出すのかは人それぞれです。自分に何が必要なのかを良く考えて選択してください。

 

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