解体工事|効率的に壊さないと工事金額が高くなる!?

家づくりの大事な話

建築の仕事の中には解体工事というものがあります。

解体にも物件毎に解体の方法は違います。

解体屋さんは基本的にはバールとハンマーという二種類の道具で解体を進めます。

一戸建ての解体の場合、特殊なケースを除いて設備屋さんも特に必要ありません。

電気、水道、ガス共、大元で止めてしまいますから、言い方は悪いですが大雑把に解体屋さんだけで解体できます。

一戸建ての場合は瓦や畳、建具等、最初に手仕事で分別できるものの搬出から始まります。

その後、大きな重機で建物全体を壊し、基礎の解体、整地で終了します。

マンション内装の解体は段取次第で金額に差が出る!

t02200293_0800106712711623634.jpgマンションの専有部分の内装を全て壊す、マンションリノベーションの場合はどうでしょう?

これは注意が必要です。

マンションの解体では、電気配線等、どうしても交換できない場合もあります。下手に壊すと復旧に余計な工事が加わる部分もあります。

どして良いかわからな所で手が止まるので、解体屋さんのみで解体工事を進めると解体効率が下がります。

結果、工事費に響くことになります。

解体屋さんはバールとハンマーのみで工事をしますので、設備的なものには対応できませんし、効率も大幅に落ちます。

以前72㎡のマンションを解体した時に、解体屋さんだけで14人工かかりました。

これは失敗でした。

効率良く進める解体の方法は!

imageこの教訓を生かして、解体は大工さんと設備屋さんチームで行っています。

まずは設備屋さんに古い設備機器を外してもらい、その後大工さんと共同作業で配管の撤去を行います。

大工さんは電動ノコギリやその他の電動工具を使いながら、効率的に解体工事を進めていきます。

結果、大工さん3人工、設備屋さん2人工、搬出2人工事、計7人工です。

段取次第で半分まで効率を上げることができました。

何でもやり方次第で効率を上げることができます。

職人任せの仕事では、リスクがあることも頭に入れて現場を動かさないと痛い目にあいます。

現場を仕切る監督の采配もありますが、やはり段取りが大事です!

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