昔の建築設計事務所|アナログ時代の建築設計作図作業
自分が社会に出て初めて勤めたのは建築設計事務所。
建築設計事務所に勤めていた頃は、現在のようにパソコンが各家庭や会社にはありませんでした。
アナログの時代ですね。
専門学校で習うのももちろん手書き図面。
二年間専門学校で書き続けると、作図は即戦力として使えました。
パソコンがないという事は、武器は紙とシャープペンシル、三角定規などを駆使して図面を作り上げる訳です。
その他、テンプレートと呼ばれる円や四角三角などを書く型板も使います。
設備機器のメーカーからはテンプレートと呼ばれる便器や洗面化粧台の型板が用意されていました。
字消し板なんて小道具もありましたね。図面上で余計な線や文字を消さないための道具です。
職人の世界も同じですが、昔は専用の道具が無いと物が作り出せない時代でした。
創意工夫次第で作図のスピードは格段に違います。
建築設計事務所で勤めたのは5年。
休みの日も建築設計図の作図バイトでスピードは早くなりましたが、給料には影響しませんでした(≧∇≦)
この頃の経験が、ある資格学校の二級建築士非常勤講師をする事になった時役立ちました。
資格試験はスピード命!
CADの時代とはいえ、試験は手書きのアナログ。十年近く書いていなくても身体は覚えていますね。
手書きにはCADの線には出ない味があります。
アナログ時代、良い時代でした!