新築を建てる前に!|化学物質過敏症は嫌だな、と思うあなた様へ
化学物質過敏症を避けるには新建材と呼ばれる建材を新築時に極力排除する必要があります。
化学物質でできている建材を使用しない事が一番の対策方法です。
ビニールクロス、合板フローリング、木目の塩ビシートで囲まれている、いかにも木のような新建材は室内に有害物質を放ち続けます。
これらの成分は新築の匂いとして確認できます。
という事は、新築の匂いは化学物質過敏症になる可能性の高い家といえます。
土台や床下にも注意!
新築時に通常ですと土台、床下にシロアリの被害を防ぐため、木材が 腐らないように薬剤処理を行います。
これはシロアリを寄せ付けない、もしくは殺すための処理です。
ということは、人間にも大きな被害があるのは一目瞭然です・・・
建築基準法では虫が嫌がる、もしくは耐久性の強い木材を使用すれば防蟻処理、薬剤をまかなくても良いことになっています。
昔のように床下は土、という家はほとんどありませんので昔の家のように湿気が床下にあがってくる事はほぼありません。
今の新築の家は、コンクリートで固められ、常に床下は乾いています。
シロアリが好む条件ではなくなっていますので、過度な薬剤は必要ありません。
南の地方になるとシロアリの種類が変わってきますので、何かしらの対策は必要になります。
新築時、ほぼ100%土台に薬剤を使用します・・・
「新築の時に土台は薬剤処理をしていない物でお願いします」
と言えば業者は他の方法を示してくれるはずです
もしも
「無理です!」
「責任がもてません・・・」
と言う業者さんに新築をお願いするのはやめておいた方がいいですね。
それ以上の方法、知識が無いという事ですから。
これらの事は契約前に確認しないと、後々問題が出る事になります。
化学物質過敏症にならない内装材とは!?
新築時の壁や天井には、ビニールクロス以外で検討することをお奨めします
今の普通の新築の家は、ほとんどがビニールクロスが当たり前!
ビニールと言う事は環境ホルモンの問題もあります。
そしてビニールですから
室内はムッとした空気になります 。
これは体感的にも解ると思いますが、体によくないですよね。というか、体が気持ちいいと感じない室内環境です。
日本では家創りの90%がビニール系のものでできています
それに比べて環境大国ドイツでは!?
9割は紙が使われています、当然と言えば当然ですね、身体の事を考えれば何が良くて何が悪いのか良くわかります。
フローリングは木ではない!
皆さんが本物の木だと思っているフローリングは本物の木ではない可能性があります。
というか、新築の家で使われているフローリングは合板フローリングがほとんどです。
表面の数0.3ミリだけが本物の木で、下はベニア板という事を知っていましたか?
しかも表面はウレタン塗装、これは本物の木ではありません。
ウレタン塗装ももちろんですが、合板フローリングは有害物質を室内に放出しつづけます。
押入れの中もベニア板、これも化学の力です。
本物の木の事を無垢フローリングと呼びます。でも表面をウレタン塗装してしまったら、もはや無垢とは呼べません。
体に害のないものは、無垢フローリングの無塗装材、もしくは浸透性の自然塗料で仕上げたものだけです。
昔は土壁が主流
日本の仕上げ材には昔は土壁、漆喰仕上げなどがありました。
これは人の身体に害を及ぼさないうえに 湿気を吸ったり吐いたりしてくれる材料です。
また、悪臭を吸収したりもと人にとって気持ちのいい環境を作ってくれます。
ただし自然素材は概ね手間がかかります 、施工期間が長いという欠点もあります。
昔は化学の力はありませんでしたから、手間暇をかけて、自然の力を利用していたんですね!
新築時の工事期間が1ヶ月、2ヶ月長くかかるかもしれません 。しかしながら、化学物質過敏症を気にする事なく、その後何十年も快適に暮らせます。
メンテナンスも簡単です。
昔ながらの本物の畳は減っている
では畳はどうでしょうか?
最近の新築の家では畳の部屋が減っています。
しかも今の畳表は着色料だったり、防腐、防菌、防虫処理をした薬漬けのものが出回っていますので注意が必要です。
床と呼ばれる畳の芯材も現在では藁はほとんど使いません。
それらは工業畳と呼ばれてます。実は今の畳は大半がそんな畳です。
せめて畳表は無農薬の物をチョイスしなければいけません。
新築時に使われる畳に、本物の藁床や無農薬の畳表は全体の10%もありません。
これが今の新築の家の事実なのです。
農薬漬けの畳に横になったら体に良いわけありません から畳も無農薬の自然の畳にしてください!本物の無農薬の畳は生産者の顔がわかるようになっています。
無農薬野菜が生産者さんの写真付きで売られているように、本物は産地がわかるようになっています。
化学物質漬けの家が原因
化学物質過敏症は花粉症などと同じで、化学物質が徐々に体内に蓄積されて発症されると言われています。
一つのアレルギーを発症させると、次々にアレルギー症状が出てくるアレルギーマーチという言葉も最近はあります。
何か一つのきっかけが次々に病気を併発させる事をいいます。
今は大丈夫!でもいつかは!?
ここに気づくかどうかで判断が分かれるかもしれません。
ビニールや化学の力を借りて、今の普通の家を建てるか?
自然素材で化学物質過敏症にならない新築の家を建てるか?
どちらがいいのか良く考えて判断してくださいね!