騙されてはいけません、マンションの遮音防音フローリングの誤った考え方・・・
マンションの床といえば遮音フローリング!
そんな考えをもっているのであれば
それは間違いかも・・・
マンションの床に遮音性能を持たせるためにはいくつかの方法があるのです。
1.コンクリートの上に遮音フローリングを貼る
2.コンクリートの上に遮音マットを敷いて、通常のフローリングを張る
3.二重床(遮音性能が確保された床上げ工法)の上に通常のフローリングを張る
基本的には上記にあげた3つの方法しかありません。
この事を理解しないで
管理規約を決めているマンションがたくさんあるということです!
一番厄介なのが
二重床の工法を建設当時に採用し、
その二重床が遮音性能が取れているのか、いないのかを理解していない
マンションが多いという事実があります。
そもそも遮音フローリングは何故できたのか考えてみてください!
昔のマンションは床の標準仕様といえば、ほとんどがカーペットでした。
しかも、コストを抑えるために
コンクリートの床の上に直に貼り付けるタイプのものが主流。
マンションが建ち始めた当初は
床にフローリング、なんて考えはありませんでした。
ところがカーペットが擦り切れてきて
リフォームといった頃の流行はフローリングです。
コンクリートの床に直にフローリングを張ることにより、
大きな問題が発生しました。
音の問題、そうです!
下の階に音が響くようになったのです。
このような問題と、
流行はカーペット~フローリングに移ることにより、遮音フローリングの登場となったわけです。
体験した事がある方は、良くわかると思いますが
独特の感触があるのです。
その訳は!
音を遮断するために、フローリングの裏にクッツション材が入っています。
このクッション材が浮き沈みすることによりフワフワとした感覚になるのです。
まぁ、今回はこの話はここまで、
遮音フローリングは
コンクリートの上に直に貼ることで、遮音性能が決められています。
細かく言えば、コンクリートの厚みにも関係があります。
メーカーの遮音試験は
コンクリートの厚み+遮音フローリングで測定をしているのです。
この事を理解しないとリフォームに関する規約がメチャクチャになります。
早い話が
二重床に遮音フローリングでは理屈が通らないということです。
そもそも自分の住んでいる二重床は、防音性能があるのか無いのかも解らず
遮音フローリングを張るなど意味が解らないということ・・・
不動産業者も管理会社も住人も、皆わからなけば
答えが見つけられません。
このような問題は、仕事をしていると
いつもつきまといます。
ただし、この問題を解決しないと
先ほどお話しした、フワフワのフローリングにしなければならなくなってしまいます。
本物の木を使った、無垢のフローリングを張りたい人には最悪の状態といえます。
マンションの床に必ず遮音フローリングを使わなければいけない法律なんてありません。
建築業界の中にも遮音や防音フローリングの事を理解していない人が沢山いるのです。
皆さんは騙されないでくださいね。
遮音フローリング、防音の事をしっかり知っていれば
理想のリフォームに近づきます。
あなたは理想のフローリングを手に入れることができるのです!
1.コンクリートの上に遮音フローリングを貼る
2.コンクリートの上に遮音マットを敷いて、通常のフローリングを張る
3.二重床(遮音性能が確保された床上げ工法)の上に通常のフローリングを張る
基本的には上記にあげた3つの方法しかありません。
よく覚えておいてください!