自然素材の家|木は何でも身体に良い、単なるイメージでは?
家に使う自然素材というと皆さん何をイメージするでしょうか?
やはり本物の木をイメージする方が多いです。
本物の木にもいろいろあります?どこまで木の事をご存知ですか?
自然素材を扱っている建築屋さんはこんなことを言っています。
『木は湿度の調節をしますからいいですよ!』
『本物の木は暖かいですからね!』
『森林浴の効果がありますよ!』
本当にそうでしょうか?
どの木の事を言っているのでしょうか?
木は何でも良いとは限りません。木が良いというのは、単なるイメージの世界です!
違いが解らずに木は選べない
基本的に木には針葉樹と広葉樹があります。
そして板目と柾目の違い
さらには人工乾燥と天然乾燥の違い。
この違いが解って木を選んでいるのであればその会社は信用できるかもしれません。
しかし、この違いが解らずに本物の木を勧めてくるのであれば、信用はできません。
それぞれ木には特徴があります
例えば、
板目の材料に湿度を調節する機能はほとんどありません。
板目は水を通さない性質がありますので、船や酒樽、味噌を保管する樽、風呂桶等に使われます。
広葉樹は基本的に硬い木です。靴を脱いで素足で生活する日本人には不向きと言えます。
人工乾燥材は乾燥時に木のエキスを吸い出してしまいます。人工乾燥材は木の抜け殻ということです。
木の抜け殻は製材後は動きませんから、家具やテーブルに使われます。
イメージだけでは木の違いは解らない!
このような特徴を理解して、適材適所に材料を使い分けられる業者を選ぶことが大切になります。
自然素材は何でもいい!
本物の木だからね!
というわけではありません。
皆さんイメージで先行しがちですが、本質を見抜かないと本物の自然素材には辿りつけません。
これは自然素材を扱っている人達も知らない話。
知っていれば、本物の自然素材の家を作ってくれるでしょう。
そんなプロも知らない勉強会を定期的に開いています。
ご興味があれば一度・・・